変化を恐れない『Who Moved My Cheese?』

全世界で1800万人に読み継がれたスペンサー・ジョンソンのロングセラー『Who Moved My Cheese?』

 

あの大谷翔平選手をはじめ、数々のスポーツ選手が読んでおり、94ページと短い内容でありながら、人生において大切なことに気づかせてくれる寓話となっています。

 

物語

ある遠い国にスニッフとスカリーという2匹のネズミとヘムとホーという2人の小人が住んでいた。

 

彼らは毎日迷路でチーズを探しまわっていが、ある日、迷路の端っこに大量のチーズがあるのを見つけ、それからネズミも小人も毎日そこに行くようになった。

 

しばらくすると、ネズミと小人との間に行動の違いが生まれてきた。

 

ネズミは昨日と何か変わったことはないかを調べてからチーズをかじったが、小人はチーズがあることが当たり前だと思うようになり、慢心していった。

 

ところが、ある朝、いつもと同じ場所に行ってみるとチーズがなくなっていた。

 

すると、ネズミたちはすぐに新しいチーズを求めに迷路へ出発し、大量のチーズを見つけることができた。

 

一方、小人たちはいつかきっとチーズが戻ってくるはずだと思い、その場で待ち続けたが、いっこうにチーズは現れなかった。

 

やがて、こんな状況に耐えかねたホーは「迷路の中を探した方がいいんじゃないか」と思うようになり、ヘムを説得しようとしたが、ヘムは耳を貸さなかった。

 

しかたなくホーはヘムをその場に残して一人で出発した。

 

それからホーは新しいチーズのことを考えながら迷路の中を探し回り、ついにネズミたちと同じ場所にたどり着き、変化を恐れないことの大切さを学んだのだった。

 

感想

今週、日雇いバイトに応募しようと思ったんですけど、いままでバイトしたことない僕はずっとバイトを始めることに恐怖を抱いていたんですよ。

 

で、ずっとウジウジ悩んでいて、時間だけが過ぎていったんですが、水曜日に応募することを決め、めちゃくちゃ緊張しながらバイト先に連絡しました。

 

僕「もしもし、そちらが募集していたバイトをしたいのですが…」

 

受付「わかりました。お名前と電話番号を教えてもらってもいいですか?」

 

僕「名前は…で、電話番号は〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇です。」

 

受付「ありがとうございます。それでは後日こちらからまた電話させていただきます。」

 

僕「はい、よろしくお願いします。」

 

………あれ、こんだけ?

 

僕が今まで応募しようかどうか悩んでいた時間は何だったの?

 

そのくらいあっさりと終わってしまいました。

 

そしてその翌日、むこうから電話がかかってきたのですが、どうやら人数はもうそろっていたので僕は不採用とのことでした。

 

つまり、僕は電話するのが遅すぎたんですね。

 

もっと早く電話していれば、と今でも後悔しています。

 

ここで、ホーが迷路の中を探し回っているときに、ヘムへのメッセージ、そして自分への戒めとして壁に書いた文のいくつかを紹介します。

 

恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる

 

古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズが見つかる

 

ほんっとにそう思います。